ヤンキーくんとお嬢様

友達

繁華街から、仲良く蘭の家まで歩いた。




「らーん!蘭!」と、大きな声で呼んでいるのが聞こえた。


「お兄ちゃん?」「蘭!」


「よかった無事で。お袋たちが心配してたよ。んで、隣のお姉さんは?」


今日化粧してるんだった!

「危ないところを助けてもらって送ってきてもらったの。」

「そうか。ありがとうございます。」

とあたしに、言ってくる大憙。
あんた、いい兄貴じゃん。

っと、思ったのがダメだった。
「今度、ラブホでも行こ?お姉さん綺麗だし、俺気に入っちゃった!」

大憙クン。


「いーえ。いい兄貴がんなこと言っちゃったらダメでしょ。大憙クン?」

真っ黒な笑みを浮かべた。

「ど、どうして俺の名前を…?俺とお姉さん初対面だよね?」

イラ。いくら化粧してるとは言え声でわかんだろ!

「初対面じゃないよ。蘭あたしの名前お兄ちゃんに言ってあげて」

「う、うん。儒奈だよ」

「儒奈?聞いたことある名前」
ブチ

「てめえ!ぶっ殺されてぇのか?月島儒奈だ!」

「月島儒奈?儒奈!!?」

めっちゃ驚いている大憙…
驚きたいのはこっちだし…。

「わりぃ儒奈!」
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