異世界にお邪魔しますっ!?
「ありがとう…ローズ」
『…!!
僕の名前、呼んでくれたね、嬉しいよ!!
僕の方こそ、ごめんね?…ありがとう!!』
ローズは、前向きな考えをしてる。
私の前では少なくとも笑ってる。
私も、前向きに、頑張らなきゃ。
「…こんな所に何があるんだよ、ったく…」
その時、誰かの声が聞こえてきた。
「うるさいですよ、少し黙ってください」
二人の男の人の声。
…当たり前な話、聞いたことなんてない。