異世界にお邪魔しますっ!?
『…!!』
ローズの方を見ると慌てたように
さっき言ってた仮の姿の猫になった。
…綺麗な毛並みの綺麗な白猫に。
さすが妖精と言うべきなのか…。
「…あ?誰か居るぞ、セイシ」
「まさか、奴等ですか?」
そんな会話が再び聞こえてくる。
『隠れた方が良いんじゃないかな…?』
ローズが私に話しかける。
…そっか、気付かれないんだった。
私も慌てて木の蔭へと隠れようとしたけど…。