異世界にお邪魔しますっ!?
慣れた様子でずっと、奥まで進んでいく。
シキさんはと言えば数歩後ろからローズの
首根っこを掴みながらついてきていた。
…ローズもシキさんも、とても嫌そう。
顔に出やすいタイプなのかもしれない…。
数十分歩いて、目の前には小さな
家のような物が見えてきた。
外から見れば人が五、六人は入れそうな
家だけど、小さいようにも見える。
この二人はここに住んでるのかな…?
がチャリ、とセイシさんがドアを開けて
何の躊躇いもなく私たちを入れた。
「おー、お帰りセイシとシキ。
何か収穫はあったかい?」
中に入るなり、また一人誰かが話した。