異世界にお邪魔しますっ!?


『起きて、ねえ君、起きてよ…!!』

何だろう、声が聞こえる。

『ねえ、君ってば!!』

そんなに大きな声で叫ばないで…

頭に響いて痛い…。

そんな事を思いながら私は重い瞼を上げた。

ぼんやりと映る視界の中で妖精みたいな

小さいのが私の目の前にいた。

「…浮いてる…?」

『やっと起きた!?

ずっと呼んでたのに中々起きてくれないから

本気で心配しちゃったよ~…』

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