異世界にお邪魔しますっ!?

小さい妖精さんはそう言って安心したように

私に微笑みかけた。

小さいと言っても小学校二年生ほどの大きさ。

私よりは小さいけれど、宙に浮いてると

考えれば私とそんなに変わらない。

だんだんと はっきりしていく視界に
私は不信感を覚えた。

…見たことない所にいる、そんな気がする。

ここは…

「森の中…?」

そう、紡いだ言葉は驚くほど小さくて
間抜けな声だった。

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