異世界にお邪魔しますっ!?
ここがどこなのかも、私が誰なのかも
私が何者なのかも、全部、全部
…… 分からない。
「…分からない」
『あっちゃー…やっちゃったよ~…
と、とにかく!!君は当分帰れないから…その
僕のせいでもあるし…一緒に頑張って
帰る方法を見つけよう?』
…もう、話についていけない。
「…うん」
『じゃあ、まずは自己紹介からね!!
僕の名前はローズマリー。
見るままに妖精って所かな?
もちろん、この姿も僕の声も聞こえるのは
君だけだよ。
でも、僕が仮の姿として猫になった時は
君以外の人にも見えちゃうんだ…
声は、聞こえないけどね!!』