3人の王子様に愛されちゅー
「ねーねー」








放課後、佐伯が私の肩を叩く










「ん?」









野球部の練習の声に掻き消される










「え?なんて?」






「だぁかららー 先輩って好きな人いるんすか?」












少し気になったのが佐伯が顔を赤くしてるコト










「熱でもあるの?」











おでこを触ろうとすると拒まれる腕












「俺、一応男っす」










髪の毛は茶髪で耳にピアス








おまけに制服は着崩して











「いないよ」












そんな、佐伯がよくわかんない













「じゃあね」












もうしーらない














「また明日」












そう呟いた佐伯
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