最後の龍の華





「...なんで?」





『っ!...昔の傷後があるから...見せたくない...』











「......そうか...じゃあ個人のシャワールームに連れて行こうよ!琥珀!」





「あぁ...」




どうにか わかってもらえたようで安心した












女って ばれたくないあまりに嘘をついた...




まただ...



嘘をついて また嘘を重ねる...















あーあ...





私って 嘘だらけだね...














自嘲的な 笑みを浮かべ
皇帝に 案内されシャワールームについた









「...俺らは 大浴場にいるから...あがったら さっきの部屋に来い」






『...。』




無言の肯定を貫き 連れてこられたシャワールームに入った










私...何してるんだろう?




着ていた服を 脱ぎ

シャワーを頭から被る












今日は 女ってばれないようにするのが 今日の最優先事項だよ...








大丈夫だよ...龍華....





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