最後の龍の華
「なぁなぁ...これって 翡翠のタオルじゃね?」
弥生の言葉に 銀色がビクッと震える
何 落とし物してるの?!
これで ばれたらどうするの?!
「...そうですね......この辺で隠れて私たちを脅かそうとしてるんじゃないですか?
もし そうならタオルを落とすなど 相当まぬけですね...」
「...うわー いつも思うけど奈留の毒舌には 的を射すぎて反論できないし 傷つくよねー」
「......心外です...本当のことを言っているのですから」
「..........それが ひどいって言っているんだよ....
しかしー どこに隠れてるんだろう?
翡翠は まぬけだからさー
この 部屋に 隠れていたりして...?」
ビクッ...
気配的に こっちに近づいてくるように感じる...
まちが...い...じゃないか...
めっちゃ 強ばってんじゃん銀色!!
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