最後の龍の華





窮地に追いやられた感じに 目を見開いていた


そして ぎこちなく私の方を見て



おまえ何したんだ?





と目で訴えてきた













えー...
これって 説明しないといけない感じ?










そりゃそうか...







私たちの周りには いまだに氷のドームが存在しているし


もし 今までのなら氷のドームが目で見れるし 逆にバレバレだったのだ...




















でも 今回は私一人じゃ逃げられなかったし...
私が 女ってばれないように助けてくれたし....





















借りができたなー...















不思議そうに 辺りを見渡している弥生は もうなにも無いとわかったのか



肩をしょんぼりと下げて 出ていった









開けた時の 勢いはどこへやら
閉めるときは 物凄く静かに閉められた







すげぇ テンションの下がりようだな...





「...奈留ぅぅー 翡翠いなかったー!!」



「......そうですか....何回もこんなことして いつもばれてしまう翡翠が きっと成長したんですね...もっと 早くにわかってほしかったですね...」




「...うわー...ここに翡翠いなくてよかったよねー」






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