最後の龍の華





正直...
その龍に見惚れていて...


「すごいでしょう?これは代々 この種族の次期長がこの学園に入学したときに受け継がれます

まぁ...一人足りませんが...」










嬉々として 説明してくれるそいつ...






私はその説明を聞き
顔をふせた...
















きっと...












不安と戸惑いと焦りが混じった顔になっているだろうから...










「はい...入って...」



目の前の扉が開き ご丁寧に手招きされて 私はその扉をくぐった...










あーあ...
あいつに 怒られるな...


あいつが 怒ると厄介だからな...
ホントに どうしようか...










中に入ると
突っ込み所 満載の場所が広がっていた...










L字型のソファーにローテーブル...
その隣のフロアには
絨毯がひかれており...



全体的にモノクロの空間で...




壁にある絵がどこか不釣りあいだ







しかし...




『(妙にあってる...)』











「そこの ソファーに座ってて...
飲み物は何がいい?」







笑顔でそう聞いてきたそいつ...
何気に...腹黒い...





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