最後の龍の華





黒い笑顔で ニコニコしながら言う彗に ドン引きしている翡翠に


顔を青くしている私











どうしよう...





あの時は 邪魔されたくなかったからであって...








今 ここで 説教されたらヤバイよ!






だって そうでしょう?!





今さっきまで 私たちはどこにいた?!






















皇帝の実家でしょう?!













そこからは もう頭をフル回転させ 言い訳を述べる








『ごめんなさい!!でも!説教は後から聞くから!! 今は皇帝の実家から 無断でここに来たからもしかすると 心配して探しているかもしれないから 私たちは戻るね?
帰ってきたときに いくらでも説教をきくから!!
それじゃあ 戻るね!!』







早口で捲し立て 横で放心している翡翠の腕を掴み テレポートする




千草が なにか喚いていたが
この際 どうでもいい



今は 一刻も早く戻って 彗の長時間説教から 逃げたいのだ!






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