最後の龍の華

「ねぇ？ 翡翠？」



「ひぃ...！」





「僕が なんで怒っているかわかる？」








立ち上がっためがねは こちらに近づき 翡翠の目の前にとまり にこにこしていた笑顔をもっと深めた









「......さ さぁー...？
お お おれ...ば ば ば 馬鹿だからさぁー....？」









おいおい...！
さっきまでの 威勢はどこにいった？



あんなに 滅茶苦茶なことを言ってたのに？








「......そうですか...私は安心しました...」





「......はぁ？！」





何言ってんだ こいつみたいな顔しているのは 許してほしい








本当に こいつ何言ってんだよ？











それでも 顔が未だに真っ青な翡翠に首を傾げるしかない






「...だって そうでしょう？
自分のことを 馬鹿だと思っているのでしたらこれから 自分の行動について 見極めてくださいね？」















うわー...すごい言いようだね？



私もさすがに ここまで言われると 泣けてくる...






＊