最後の龍の華
それは 昔々...
今の皇帝の上には 龍族という
裁きの一族がいた
都などの 龍の敷地に入るには
龍の民の赦しが必要で
とても 入りづらい神聖な場所だった
しかし そんな裏で
別名 裁きの一族と呼ばれていた龍族は 裁判の一族
罪を犯した者は 二度とお日さまの元には出れない領域だった
そんな 龍族をまとめているのが 族長の龍哉とその妻の彩花ーサヤカー
龍哉のオーラと彩花の優しさに
龍族は慕っていた
その2人の間にできたのが
龍華だ
その2人に囲まれて育った龍華はそれはそれは 人々に愛された
そして...
龍華が七歳の時に 龍の都に
ある一人の男性が入ってきた
それに対して 不満に思う龍の民が増えた
なぜ あいつをここに連れてきた?
誰が ここに連れてきたのだ?
しかし...
龍の守り神が なにも言わなかったのだから
みんな 渋々といった感じに その者を受け入れた
*