最後の龍の華


「...ビクッ!!」



弥生は 目を見開き 2、3歩後ろに下がった





こいつ...何に驚いているんだ?
まぁ...揺らしがなくなったからよかったけど...


まだ 気持ちわるいけど...










「...りゅ...琉聖が!!」


『???』



「...俺に喋りかけてくれた!! 一言だったけど...
これは 大きな進歩だよ!」









・・・。
なんだろう...

四天王だから もっと賢いと思っていたけど...

こんな 馬鹿だっけ?





一人で感激して お祈りを捧げているやつに 冷めた目線で見ていると...













「あれっ? 弥生しか来てないのですか?」







お茶をいれに行っていたやつが帰ってきた。


弥生がお祈りしているところは 無視しているところを見ると


慣れてるなぁー
と思ったし 毎回こんな
摩訶不思議な行動をしているということが 推測できた...







「おっ?奈留ーナルーちゃーん久し振りだなぁー
あいつらは 後で行くだってよー
ひなっちが なかなか起きなくてなー 俺だけ逃げてきたー」





ヘラヘラ笑いながらいう弥生



そんな 弥生に怪訝そうに顔を歪め「そうですか...」
と呟くそいつ...





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