最後の龍の華
「どういうことだよ?」
『...この前......白蛇にテレパシーで話をしたの...』
「はぁ!?そんなの聞いてないぞ!?」
いきなり立った彗
きれいな深い碧色は 怒りを表しており
それを 正面からじっと見つめる
『...最後に"また 会おうね"って言われた』
「「っ!!」」
息を詰まった2人
そこで ハッとしたように
彗が息を呑む
「まさか...この学園に入ってくるのか?」
「はぁ!?ここに侵入してくるんかいな!?」
『...うん...きっと 今の時期
彗が力のバランスが崩れる事を知っているからこそ
その隙に 入ってくると思うの
でも...まだ 侵入していないと思うの...だから 変わりに私が魔結界を張る』
淡々といい
彗を見つめる
彗は ふと考えて
「......いいよ...その代わり
俺たちの目の前に いてくれ...」
『......わかった....
じゃあ これから魔結界張るね』
*