最後の龍の華
『......彗って...そんな
趣味があったなんて....』
驚きながらも 妙に納得する
彗って いままで女の影がなかったのよね...
もしかすると...ロリコンという 犯罪に手を染めそうになるから
誰にも 言わなかったんだね...
『...彗...気づけなくて ごめんね?』
そう言って 後ずさりをする
「......花音ーカノンー?
言ってることと やってることが矛盾してるよ?」
ひきつっていた顔を再度お得意のニコニコ笑顔に戻った彗
「...それにさー?
そんな 趣味ないからね?」
妙に最後の部分を キラキラスマイルで言った彗に
顔がひきつる
えがおで 言っているのに
なんで こうも恐怖がでてくるんだろう?!
隣のめがねは そんなに怖くないのだが 彗のはなぜか怖い...
「...なーに 黙っちゃってるのかなー?
こっちに来ようか
ほら 目の前にいる子に自己紹介しないとダメだろ?」
てをクイクイとし
こっちにおいで といっているけど
さっきの 黒い笑顔のままで言うから
逆に恐怖が増す
後ろに 鎌を持った死神がみえるよ?
*