最後の龍の華
それに 感動を少々したが今の目的は この教室から出ることだ
しかし...
何故? あいつらは止めようとしない?
ここに 連れてきて長居させようとしていたのに?
怪しいと思ったけど
帰りたいという一心で
その疑問はすぐに消去した
もう このときから
私の平穏は崩れていたと思う...
いや...確実に...
扉を開けようと 取っ手に手をつけようとした瞬間に
扉が 勝手に動いた...
へっ?
私...まだ 取っ手に触れてないよ?
何故に 勝手に動く?
扉の前で 唖然と立っていると...
「...なんだ こいつ...」
ウルフカットで 銀色の髪をしたやつが 不機嫌そうに立っていた
しかも 私を見下ろしながら...
ちっ...
これは 私への戒め(イマシメ)かよ...
159㎝しかない私の!!
この中途半端の身長を!!
女からでは 平均かもしれないが
男からでは ちびな
私の 身長...
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