最後の龍の華





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「...か? おき.......龍.....?」








『...んむ...なーにぃ?
まだ 龍華寝ていたい...』






「.........龍華?
寝ぼけているのか?」







『・・・。』




「・・・。」







『......ごめん いま起きた...』






目の前にいる彗
顔が真っ赤になっているだろう私













やちゃった!
寝ぼけて 変なこと言っていたよね?さっき!









自分のこと 龍華って言ってなかった!?





う゛ー....






いまだに 無言でいる彗
ていうより 固まっているほうが正しいかもしれない...










『彗...?あのね?さっきのことは 記憶から消去して?』





「・・・。」





『...彗?』




名前を呼んでも 反応してくれず顔の目の前に 手を振っていても気づいてくれない...


















そんなに さっきの言ったことがショックだったのかな?






なにげに 反応してくれないと
虚しいよ?







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