最後の龍の華
確実に このちびなんだよって顔している
目の前の銀色は...
四天王の一人だ...
きっと こいつらが来ると
わかっていて
私が出ていこうとしても
止めなかったのだ...
ちっ...
こいつらの到着は
もっと 遅くなると思ってたのに...
計算を誤ったな...
しかし...
こいつらに 捕まると大変な
ことになると わかっているので...
逃げることに しようじゃないか...
そう思い
睨んでくるやつの 横を通り過ぎようとしたとき...
「その人を 逃がさないでください」
ずっと 黙ってコーヒーを飲んでいたやつが
そいつに 言い出した。
その言葉に 真っ先に反応し 私はダッシュで走り出した。
「はぁ?!...ってちょっと待ちやがれ!!!!!」
さっきの銀色は 一足遅くに反応して 私を追いかけてきた...
特別練の校舎を出ようしたときに...
目の前が 氷で覆い尽くされた...
*