最後の龍の華
『......"も"ってどういうことよ...』
「...あー...
一瞬なに言ってんのかわからなかったけど...
さっき 僕が言った言葉だよね?
あれはね...
彗たちのことを言ってるんだよ?
クスクス...
そこにいる人達も込みだよ?
僕 君に接触しまくっていたのになかなか気づかないから笑いが
止まらなかったよ...
クスクス...
彗も彗だよね...
あんな簡単に この学園に侵入できたしね...
あれには 驚愕ものだったよ
クスクス...」
白蛇の最後の一言に
反論しようとしたが...
「龍華やめろ!」
止められた...
『なんで 止めるのよ!?
そこをどきなさい翡翠!』
目の前に 立ちはだかる翡翠に
思わず怒鳴る
やっと見つけた獲物なのに
しかも 私の大切な人達を侮辱しているのよ?!
なんで 止められないといけないのよ!
「龍華 落ち着け!
あいつの後ろの生徒たちを見ろ!」
イライラしながらも
翡翠の言う通りに 白蛇の後ろにいる生徒たちを見る
*