最後の龍の華
ちっ...
あいつの能力かよ...
今 能力を使われると厄介だ...
しょうがない...
おとなしく 捕まって
さっさと終わらせよう...
「やっと 捕まえたぜ...」
後ろから やってきた銀色...
なにげに ドヤ顔をしているのが ムカツク...
そして そいつに連行されてさっきの部屋に連れ戻された...
しかも...
全員揃ってるし...
無言で その状況を見ていると...
「さて...全員揃ったことですから...自己紹介でもしましょうか...」
珈琲をすすっていたやつが話をきりだした...
本音を言うと 正直助かった...
各々 好きなことをしているし...
そのせいで 話が進まなかったのだ...
皇帝は ソファーに座って目を閉じているけど
私に物凄く 警戒しているし...
銀色は ゲームをしているし...
灰色の髪をしたやつは
寝てるし...
弥生は弥生で ずっと
黙ったままだ...
なので 話が進まなかったのだ
もう 本当にこいつだけは常識人だと思う...
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