最後の龍の華
ガキンっ!!
「...くっ!」
『...知らないうちに 体が鈍ったんじゃないの?』
「くそがぁぁ!!」
肩に刺さった剣を掴み
引き抜いた
そして 肩を抑え後ろに
ふらりと後退した
私も間合いを開けるため
後ろに飛び退く
「よくも...よくも やってくれたね...
ふふふ...そろそろ本気を出すよ...」
にやーと気味が悪い笑みをしたあと
なにか ぶつぶつと呟く
・・・。
まさか...!?
ビースト化になるつもり!?
気づいた時には 遅く
白蛇がいた場所には とてつもなく大きい白い蛇がいた
「死ねぇぇぇえ!!!!」
体を使って 襲いかかってくる
白蛇をよける
ビースト化をするなんて...
予想外だわ...
次々に 襲ってくる攻撃をよけながら思う
ちょっと 奥の手を使わないと
勝てないかもしれない...
これは きついわ...
*