最後の龍の華
前を見据え 堂々としていれば大丈夫よ
私の歩く コツコツとした音しか聞こえないくらい静かになっていた
おじさんの隣にたち
会場をぐるりと見渡す
誰もが 私をみて驚いていた
あるものは 「あの方とそっくりではないか」
あるものは「なんと!?生きておったのか!?」
それは あの事件を知っている人たちで
若く まだあの事件を知らない人たちは
私の着ている服に 驚愕している
もしくは その両方に驚いている人もいる
様々な反応をしてくれる人たちに
笑いが込み上げてくる
それを我慢をして 顔を引き締めて
おじさんと立場を変わってもらう
『......今ここに.....
龍族の復活を宣言する!!!』
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