最後の龍の華
大声で みんなが想像しなかっただろう言葉を紡ぐ
「ワシからの言葉はない...
なにかあれば この 新しき龍族の長に聞くが良い」
隣にいたおじさんは 私の肩に手をおき
招待された人たちに そう言う
そして 私の方に目を向けると
「自己紹介してから 下に行きなさい」
それに頷き
『初めまして...
龍族の長の龍華です
以後 お見知りおきを....』
そこまで言って お辞儀をする
そうして おじさんと一緒にステージを後にする
裏にきたあと
ニヤリと笑ったおじさんは こちらに向き
「お疲れだな...龍華...
あいつら みんなお前に興味津々だぞ!」
『....誰が そんな風にしたんですか...』
「うーん....
誰だったかなー??、」
くそ...
何が 誰だったかなー?? だ!!!
お前のせいだろうが!!
文句を言おうにも もうこの話題は終わり
という風に 違う話題を言っているおじさんに
もう 何も文句が言えない....
はぁー....
これからの対応を頑張らないといけないよね...
ヤバい....
想像しただけで 憂鬱すぎるわ....
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