最後の龍の華





会場に入り
一斉に私に向かってきた人たち





これは予想に反して 人数が多いわ....








なんなの...
いったい 何人の人たちを招待したのよ....








ひきつる顔....
こればっかりは しょうがないと思うの







「どういうことだ?!
龍族は滅びたのではないのか?!」




「君はいままで どこに行っていたのだ?!」





などなどの質問をうけ
にっこりと笑顔を向ける







『正真正銘の龍族ですよ?
それと いままでは隠れていました
敵討ちもしてきましたし....』








それがなにかと首をかしげる






そうだ.....
私は 誇り高き龍族だ









龍族じゃないと言われているように聞こえて
妙に癪にさわる....










『他には なにか質問等ありますか?』








「「「「「いえ」」」」」






声を揃えて 答えてくれたので
それに 満足する




だって もうこれで質問されないし
私に寄ってこないんでしょう?







これで ゆっくりと挨拶ができるじゃない









にっこりと
『それでは』と言ってから
目的の人を探して 周りを見渡す






















見つけた....









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