最後の龍の華
胡散臭い笑顔を浮かべながらいるめがねに
笑い返す
『ずっと 私と話す機会を伺っていて ずっと
見られたら 誰だって気づくわよ...』
それに 行動がバレバレだったわよ...
私の言葉に 何か納得したのか...
やっぱり 胡散臭い笑顔で笑っていた
それに 私も笑い返す
『それで? 用件は?
私に何か用があって来たのでしょう?』
私の質問に答えたのは翡翠だった
「...そのな....
俺 ずっと龍華に話したいことがあったんだよ..
なのに お前はいきなりいなくなるし
探しても 見つからないし....
理事からも聞いても 知らないって言うし....
俺....すごく 心配だったんだ....
だからな... 俺 龍華とは親友だと思ってるから!」
翡翠の言葉に 目を見開く
まさか ここまで思ってくれているとは
思わなかった....
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