最後の龍の華
あれは 昔...
約10年前だった気がする...
まだ 私の父も母も生きていて...
あの 白蛇も父の側近で とても有望だったの
あのときは 本当に幸せだったのよ...
あれが ずっと続くと疑わなかったのよ
でもね ある時事件が起きたの....
それが...みんなが言う
龍族壊滅事件....
主犯は白蛇...
目的は 龍の宝玉...
この 龍の宝玉は 龍の神様が奉られているの...
これが あるおかげで私たちの暮らしは 守られていたの
龍の里に入る時 この龍の神様に心のなかが
見られるの....
そのため 龍の里は守られていたの....
だけど....
まさか 内部から壊滅させられるなんて....
思わなかったのよ....
そして その龍の宝玉は龍の民がいなくなると
次の主を決めに 未契約状態になるの
だから あのとき白蛇は私を狙ったの
私が 最後の生き残りだからね....
そのため 私は生き残った後も
世間に何も言わずに 龍は全滅したといった...
つまり 私はこの国のトップシークレットになったのよ....
私の存在を知るのは この国のトップ5の長達
のみ
私は 所々の場所を点々と移動しながら暮らしていたの....
そうして 白蛇から目を眩ませていた....
とても ずる賢い脳を持っていた白蛇だもの...
一ヶ所に身を留まると 狙われると判断したの...
だけど その待遇も私が未熟だったからで
成長して 人に迷惑をかけることをしないようにと 思い始めたの
そして いつか一人でやりくりしようと決めたの
でも みんな反対してきたの...
まだ 危ないってね...
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