最後の龍の華
『こんな感じで 私は男装をして...
琉聖と名乗って あの学園に住み着いたの
といっても 住み着いたのは最近だけどね....』
みんな 深刻そうな顔をしているので
わざと 明るくしてそう言った....
だって あなた達が心配することではないのにね....?
もう 過ぎたことだし...
私は ここにいるじゃない....
クスッ....
『あのね?
私は 今ここにいるのよ?
それに 私は今までの事は しょうがないと思っているのよ....
悔しいこともあったし....なんであんなことになったんだろう....とか 思っていたわよ?
でもね?
これからの事が 大切だと気づいたのよ....
誰かが言ったの....
過去は変えれない....
だけど 未来は変えれる....
そのためにも 私はやるべきことをしたのよ
だから そんな暗くなることはないじゃない!』
最後に にっこりと微笑んだら
みんな 私の言っている言葉が理解したのか
もう 暗くなっていなかった
『うん よしっ!
改めて... 龍族の龍華です』
いきなり 挨拶した私に目を見開いている
それでも すぐに復活したのは
「おぅ!
おれは 狼族の翡翠だ! これからよろしくな!」
以外にも 翡翠だった....
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