最後の龍の華
思い
慧 side
目の前でしまったドアを
見つめ ため息をつく
俺が 龍華に出会ったのは11年前...
俺がまだ大人に近いのに
子供という
中途半端な年頃で...
俗に言う 反抗期で荒れていた俺...
俺は 普通ではあり得ない 二つの魔法を使えたのだ...
一人一個の属性魔法を持つこの世界では
2属性持つ俺は 興味深そうな目線に晒されて...
ぐれるのも 当たり前かもしれない...
2つの属性が反発し
暴走するのだって 日常茶飯事で 危険分子として
友達もできず 親にも捨てられ ずっと孤独だった
そんな俺を見兼ねて
龍哉ーリュウヤーさんに 引き取られた...
そこで 初めてあったのが龍華だった...
*