最後の龍の華
2つの種族名を聞いて驚いたのか
一瞬目を見開いたが すぐ笑顔で よろしく と言われた...
その笑顔に...
救われた気がした...
やっと...
俺を認めてくれる人が
いてくれたことに...
今 思えば...
その 屈託のない笑顔で
歓迎され 初めての人の温もりに触れ
居場所ができ 初めての経験をそこで できた事
それに...
物凄く 安心したのだ...
しかし...
その笑顔は もう見れない...
いつ...
あの子の笑顔が 消えたのだろうか?
本当に...
俺は 無力だ...
でも...
いつか...
あの子の笑顔が
戻ることを....
願っても いいだろうか...
慧 side end
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