最後の龍の華



「....起きれない...」







ぽつりと呟かれた声に
ばっと 振り替える






「陽向...もっと早く起きれないといけませんよ...」






やれやれと言って
反論する奈留を無視し
私に抱きついてきた

寝ぼけ眼ーマナコーな陽向











それに 物凄く焦る




女とばれたら このままじゃいられない








離そうと 試みるが
絡み付いていて なかなか取れない...







「ちょいちょい!俺の琉聖ちゃんになにしちゃってんの?」




弥生が やって来て

陽向に 俺のもの宣言を
していますが...

私 貴方のものに なった
覚えがないし...
なりたくもないし...








「....いい感じの抱き心地...」







陽向は陽向で
変態ですか...?






「......取り敢えず...
離れようか...」






そう言って 陽向を引き剥がしてくれた







正直 助かった...








弥生にしては
役に立ったと思う...








< 38 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop