最後の龍の華
だから...
余計に拍子抜けだったと思う
強いと思ったやつが
怪しいと思ったやつで...
しかも...
ずっと見たかった
フードのなかは
女だったことだった...
まさか 琉聖が女だったなんて知らなかった...
女かも...
なんて 疑問はあったが...
まさか 真実だと思わなかった...
おれって...
以外に 勘が当たるかも...
なんてな...
出ていったドアを見つめ
そんなことを 考える
去っていった琉聖の言葉は...
今でも 脳裏にこべりついて中々離れない...
あの 低く警戒したような声
あれは 女が出すような声じゃない...
*