最後の龍の華
常識的に 自分から聞いてきたんだから
興味があるような 相打ちをしてほしいわ!!
イライラしながら
隣の銀色を見つめる
さらさらとした銀色の髪をワックスでフワッと盛ってあって
頭にボリュームを感じる
目は切れ目で
睨んでいるように見えるがときどき たれ目になる
端正な顔に
嫌みなどがひとつもない...
くそっ!!
嫌みなほど 整いやがって!
顔が不細工な私への
嫌みなのか!!
「...おまえ...大丈夫か?」
心配したような顔をしながら覗きこまれ
びっくりする
『...なにが?』
「...いや...なんか.......百面相をしていたから...頭...大丈夫かな?...って思って....」
・・・。
無言で銀色とみつめあう
『....以外に....
失礼なやつだな....』
*