キミノココロ
雨の夜
叩きつけるような激しい雨が降っていた。
「マジかよ…傘いらないとか言ってたくせにスゴい雨なんですけど…???」
仕方ない走るか…
そう思った俺はほんと偶然に。
ただ近道だったからラブホ街を横切るように走った。
『…………………ださい……………。』
なんとなくだけど雨の音に混じって女の声がした。
気になった訳じゃない…
だけど声がした方に行ってみた。
そこにいたのは今にもラブホに連れ込まれそうな女と連れ込みそうな中年のオヤジ。
さっきの声は間違いなくこの女。
俺は二人に近付き女を自分の方に引き寄せオヤジに言った。
「俺の女に何か用???」
オヤジは俺をみるなる逃げて行った。