黒姫*
私は構わずにスピードをあげて
空港通りの海岸沿いを走った
ここはなかなか車が通らないから
心地良い
けど、
ウーーッウウゥーーッ!
パトカーはやや多め
愁「撒けるんですか?」
叶「パトカー?
当たり前だよ
あんな低能なヤツらに
私が捕まるなんてありえない」
そう言って
更に速度を上げて国道へ走り抜けた
そして、
私は私のバイクがぎりぎり通れる道へ…
愁「そこは危険です!!!私が!!」
変な屋根が付いている道は愁の背の高さだと
………首ちょん切れるね
叶「私にしがみついて!!
体勢低く!急いで!!」
そう言うと、愁はしがみついてきた
それを確認して私は
ビュンッ
その道を通り抜けた
次第にパトカーは見えなくなった
愁「死ぬ瞬間を味わいました………」
叶「大丈夫大丈夫!
私がいる限り死なせないから!
あ、寿命とかは無理だけど」
愁「(叶恵のせいなんですけどね)」
なんて思っていた愁でした
そして、夢羅達からは
見失った というメール
だったのだが
家に着いたら
家の少し向こうに夢羅達がいた
夢「あ!叶恵みっけー!!」
うっわ、最悪。バレたしー
でも、約束は守る私!!
ちゃんと家に入れてあげました