黒姫*



愁「そうですか

  思い出して、辛いことがあれば

  頼ってくださいね」



叶「ありがとう、愁」





私の言葉と共に



キーンコーンカーンコーン



健「じゃ、

  今日から入った編入生も

  今日は連絡ないから帰っていいぞ

  みんな、気をつけて帰れよー


  じゃ、号令ー」





しーーーーん




健「オイ、砂月原

  寝てたお前は学級委員長だぞー

  起立、気を付け、礼

  今回は最後だからさようならだー」




うわ、最悪



叶「きりーつきをつけーれーいさよなら」


ク「さようならー」



(ク=クラス 健=マエケン)







ふー、



今日はいろいろあったな…



あの人のところ行こう…



叶「愁!

  私これから会う人いるから

  みんなと帰ってて

  今日はこれでばいばいだね


  また明日」



愁「あ、はい、


  また明日」





そう言って私は


教室を出た、



?「あのー」


叶「…おれ?」


?「そう!」


叶「何?」


?「俺、君探してたの」


叶「なぜ」


?「まぁまぁ

  ってか、ちょっと裏来いよ」


そう言われて、私達は生徒玄関から離れた



静かなところへ移動した


?「でさ、

叶「名前。

  私の名前はしってるんでしょ

  本名も性別も」


?「さすが、鋭いなぁ


  俺は、昔君に依頼した真澄(ますみ)

  

  俺の婚約者を殺してって」

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