黒姫*


叶「ああ、あの婚約者は
  
  自分を殺して

  財産を

  手に入れようと企んでからってやつ」


真「さすが、殺した人は忘れない

  この噂は本当だったのか」


叶「まぁ、一応は


  でも、さすがに全員覚えるのは無理だから

  すべてアルバムにしている」


真「うわお

  どれだけ死んだんだろうか」



それはもう


叶「数えきれない」




真「あらら、


  ま、話戻すとね

  そのお礼と共に

  依頼しに行った時

  ちょうど君が任務から帰ってきた時で

  俺君の顔見ちゃっててさ











  一目惚れしたんだー」






…へー






叶「で?」


真「俺らの姫


  なってくれないかなーって」


あー、そういう



叶「今は無理

  荒儚の姫だから」  

           
真「なになに、そのうちやめるの?」


叶「えぇ、


  実際、付き合ってる人はいないし

  そろそろ総長と私の下の子

  カップル成立だし


  私、信用されてないからね」


真「へぇー

  もしかして

  自らは喧嘩を望まないけど 

  来たら確実に1人ででも潰す

  確実に世界レベルの強さ

  結心 かな?」


叶「ご名答

  ま、そういうことだからさ」


そう言って、立ち去ろうとした

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