黒姫*


でも


真「そういえば

  君のデータ以外は

  大輝くん…が情報消したんだよね」

 

ピクッ



真「でも、


  大輝くんはハッカー№4

  №2は愁くんで

  №1は叶くん

  №3はおれだから

  ちょっと情報盗んで

  復元したらさ


  なんとなんと


  殺し屋さんの情報だったんだよね

  だから、



  流しちゃおうかなー


  みたいな。」





叶「…は?


  殺されたいのかよ」



真「こんな方法でしか君を

  取り込むことができない俺でごめん


  でも


  ソレでも叶君と居たいんだ

  お願いできないかな」




っ 




いや、悪いのい大稀でも真澄でもない




情報を管理していなかった私だ…




真澄だって命がけだ


私のために私を賭けて命を…



そんな真澄を裏切ってどうする



これは真澄なりの努力だ


私は結心からの信頼が浅い


渉と和が付き合えば姫から下りる

私が結心にいたら



大稀たちの情報は漏れる


私は私なりのケジメのために


私の殺し屋のデータを消さなかった



でも、


大稀たちは


光になりたがっている



なら、私ができるのはただ一つじゃないかな







叶「私が姫から下りるまで


  待ってくれないかな…」






真「ありがとう


  本当にごめんね……」





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