黒姫*
Ⅺ
その言葉を合図に
千夏の後ろから出てきたのは
荒儚、結心、火龍、萬のみんなだった
叶「千夏さん!!!?」
千「この子たちには
闇の死に際へ来てもらったのよ‥?」
っ!!
ここは、
せめて陸と下にいる2人を逃さないと…
叶「陸は…
陸は帰らしてください!!
陸が生きて帰らないと
空がここをやめてしまいますよ?!」
空は、№2の称号を持つ
ただ、それは陸と二人で。だ
でも、それでも強いのに変わりはない
千「チッ………
陸、帰れ」
陸「黒さん…!」
叶「陸、あとは頼んだ」
すると、陸は私の考えが伝わったのか
陸「私も、頼みましたよ」
そう言って、扉の方へ消えていった
千「…闇、あなたとこんな形で会ったのは
少しさみしいわね
闇の名をつけた名付け親を
目の前にして死なせてあげるから
せいぜい苦しみながら逝きな」
その言葉と共に、隣にいた男に殴られる
後ろに居た男に当たり、
そのまま背中を蹴り上げられる