黒姫*

М「…!

  会っただけですか…

  あなた達なら

  もっと情報を持っていると思ったのですが

  彼女は闇です。

  殺し屋の…

  ま、アレは偽名だし

  喧嘩ふっかけて生きているのは奇跡…

  もう探さないほうがいいかな…





  死にたくなければ…」


そう言って、

MOONは自慢の金髪の髪を揺らして

倉庫を去っていった

愁の嘘は誰にも見破れない

愁は嘘をつくとき

その嘘を本当だと自分自身に言い聞かせるから

目が動くとか

挙動不審とか

そんなのが全くなくて

警察の奥の手にもバレなかった

もちろん、殺し屋にもバレないほどの実力だ


< 54 / 233 >

この作品をシェア

pagetop