Rhapsody in Love 〜約束の場所〜
「今日はどうして来れたんですか?」
身を起こしながら、みのりが尋ねる。
チェストの上に置かれたランプが、みのりの胸を照らし出した。大きすぎず、それでいてふくよかなそれは、何を着けなくても重力に逆らって上を向いている。白い膨らみの所々には、愛撫の痕が赤く残っていた。
まだ体を横たえたまま、石原はしみじみとみのりの胸を眺めていた。
服を着ていても、みのりのスタイルの良さは大体想像はつくが、この胸の美しさは、さすがに服を脱がしてみなくては判らない。みのりに受け入れられた幸運な男だけが、これを見ることができるということだ。
石原はみのりの質問には答えず、腕を伸ばして、そっとみのりの胸に触れた。
みのりはため息を呑み込んで石原を見つめたが、その視線を感じていないのか、石原は口元に微笑みを浮かべてつぶやいた。
「当分、プールや温泉には行けないなぁ…」
しばらくみのりは、何のことを言っているのか判らなかったようだが、ようやくその意味を理解したらしく自分の体を見下ろした。
「やだ!キスマーク!こんなにいっぱい!見えるところに付けてない?」