地上１８２センチメートルを、キミと。

「・・・・・・・・・巨乳好きとか、熟女好きとかよく聞くけど、巨人好きってゆージャンルってあるんだ・・・・・・」







今まで告白というものを、した事もなければ、された事もないわけで。






そんなワタシの口から出てきたのは、本当にしょうもない感想だった。






「ねぇよ。　聞いた事ねーよ。　で、どっち？？　オレの彼女になるの？？　ならないの？？」







若干呆れ気味の香川くんが返事を急かす。







・・・・・・・・・そんなの、聞かなくても分かるでしょうが。







「・・・・・・・・・彼女に、なってもいいですか？？」







ワタシだって、好きに決まってるじゃないか。







「是非とも」






香川くんは照れくさそうに笑うと、あの日の様にワタシの右手を握った。