地上182センチメートルを、キミと。
「・・・・・・一緒だ」
男の子が、ワタシの正面に来て笑った。
「153センチの、大森大志です。 オレも、小人のくせに名前に『大』が2コ入ってんの。 小春ちゃんも結構イジられたっしょ。 オレもさすがに親を恨んだもん」
お互い、身長で苦労している為、妙に通じ合う。
・・・・・・・だからか、大森くんに背中を撫でられた時に、素直に有難いと思えたのは。
大森くんには、きっとワタシの気持ちが分かるから。
・・・・・・・てゆーか
「・・・・・・『小春ちゃん』??」
ワタシ、小学校の時点でカナリ大きかったから、『ちゃん』付けで呼ばれたの、幼稚園以来だ。
「身長という同じ悩みを持つもの同士、仲良くなりたいなーと思いまして。 オレの事は『大志くん』でいいですよ。 他の呼び方でもイイですし」
なんて人懐っこいんだ、大志くん。
「ヨロシクね、大志くん」
ワタシも、大志君と仲良くなりたいと思った。
だって、きっとウチラの悩みは、ウチラでしか分かり合えない。