地上182センチメートルを、キミと。
「・・・・・・・・・痩せたら、ちょっとは小さく見えるかなーと思って」
他の人にこんな事を言ったら、『無駄な努力』と笑われるカモしれない。
でも、大志くんだったら絶対に笑ったりしないから。
「・・・・・・・・・・程ほどにね」
大志くんは、ワタシの気持ちを察してか、ワタシの頭を『ポンポン』と撫でると『勿体無いから食べない分ちょうだい』と、ワタシのお弁当を食べてくれた。
毎朝早起きして作ってくれているお母さんのお弁当を残すのが心苦しかったから、大志くんが食べてくれて良かった。
明日から、小さいお弁当箱にしよう。
絶対に痩せてやる。