地上182センチメートルを、キミと。
---------ドサッ。
あ、倒れちゃった。
朦朧としていても、なんとか意識があった為、自分が倒れている自覚があった。
・・・・・・・・起きなきゃ。
・・・・・・・・でも、身体が重くて起き上がれない。 目も開かない。
体重、減ったはずなのに何で・・・・・??
『どうしよう、小泉さん倒れちゃった。 でも、おっきすぎて運べない』
『寝てても大きいね』
『おんぶして運べないから担架持って来よう』
薄れゆく意識の中、先生と女子たちの会話が聞こえて来る。
・・・・・・・・頑張って痩せたけど、全然小さくなんて見えなかったんだ。
頑張ったって、ワタシは巨人のままだった。