地上182センチメートルを、キミと。
小泉のいるチームはオレがいるチームと戦う事になった。
ゴール下に立ちはだかる巨人、小泉。
小泉は身長は高いが、かなり痩せ型だ。
それなのに、自分よりデカイ女は女とは見えていないのであろう、オレのチームの男たちは、手加減なしで小泉にぶつかって行く。
簡単に吹っ飛ぶ小泉。
「小泉!!」
小泉に手を貸そうと近寄ると
「ちゃんと守れよ、小泉。 図体デカイんだからさー」
小泉のチームの男子が、『負けんじゃねーかよ』と言い捨てると、小泉を起こす事なく試合に戻って行った。
「比呂ー!!」
向こうのコートでは、繭が可愛い笑顔でオレを応援してくれて。
・・・・・・・繭、小泉のトモダチじゃねーの??
オレの事を応援してくれるのは嬉しいけど、小泉、結構な勢いで身体打ち付けてたのに・・・・・・。