無愛想ちゃんの恋の行方。
ぷろろーぐ

[ぷろろーぐ・・・のようなもの。]


「ねぇねぇ~夜月(よるつき)ちゃーん一緒にカラオケいこうぜ~ww」

まただ・・・今日で7回もコイツに(名前思い出せない。)カラオケに誘われている。

「カラオケに行きたいなら他を誘うか一人で行けばいい。」

ついに言ってしまった・・・

「夜月ちゃんかわいくねぇなー。せっかく俺が誘ってんのに。もういいや~」

そういい終わるとこのチャラチャラした人は(最後まで名前が思い出せなかった。)ほかの女子に声をかけながら私の所から去って行った。

「・・・。(可愛くない…かぁ…)」

私は、表情がなくて喋るのも苦手だからいつも「無愛想だよね」と言われる事が多くあった。

治そうと頑張ったりもしたけど、やっぱりみんなみたいに可愛く笑う事ができなくて「笑うと怖い」と言われて治すこともあきらめた。

そんな私が恋をしてしまった。
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