どんなことも二人で乗り越えて
「なあ」
「ん?」
「メールきたら見せなよ?」
「当たり前」
こんな会話を最後に二人は別れた

家に着くと俺はネクタイも緩めずベッドにダイブした
もう人生で一番疲れた気がしたから…
もういっそこのまま寝たいよ…
なんてことを考えているうちに俺は意識を手放すように眠りについた

…遥、香…?
たくさんのスーツを着たおっさんと向き合う黒いスーツに身を包んだ遥香。その両手にはピストルが一丁ずつ…遥香は泣いている…?
『あんたが…す………
遥香はこちらへ向かい言いかけた時、耳を裂くような銃声がこだまする。その瞬間仰け反り浮いた春香の身体

まだ…死ぬな…死んだら駄目だ!!

「っは…!!」
ここで目が覚めた
胸クソ悪い…何でこんな夢見てんだよ…今何時だ?ケータイをチェックすると時刻はもう既に十時を回っていた
とりあえず下に行き水だけ飲む…が、水を喉に通すだけでもキツい。息は上がり鼓動は早まっている、言いようのない胸騒ぎを感じてしょうがない…
こうなると俺は居ても立っても居られない訳で…
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